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ターミナルエミュレーターTilixの導入

 ·   ·  ☕ 3 min read  ·  ✍️ Reeve
    🏷️

今までターミナルはUbuntuにデフォルトで入っているGNOME Terminalを使用してきた。
しかし、複数画面を同時に開いて作業することが多くなり、画面分割できないことを不便に感じてきた。
別のターミナルに乗り換えるために探してみたところ、Tilixというターミナルが良さそうだったので導入してみた。
今回はTilixの導入方法と初期設定について説明する。

この記事の内容

  • Tilixのインストール
  • デフォルトターミナルの変更
  • Tilixの初期設定
私のPC環境は「Ubuntu18.04LTS」である。

Tilixのインストール

Tilixのインストール自体はとても簡単。
インストールはaptから行える。
詳細については以下のリポジトリにて確認してもらいたい。


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sudo apt update
sudo apt install tilix

以下のコマンドでTilixを起動できる。

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tilix

しかし、私の環境では以下のエラーが発生した。

Tilixのエラー画面

示されているURLにアクセスすると解決策が書いてあった。
まず、~/.bashrc(zshを使っている場合は~/.zshrc)の末尾に以下を追加する。

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if [ $TILIX_ID ] || [ $VTE_VERSION ]; then
    source /etc/profile.d/vte.sh
fi

その後、以下のコマンドを実行する。

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sudo ln -s /etc/profile.d/vte-2.91.sh /etc/profile.d/vte.sh

これでTilixを再度開き、エラーが発生しなければOK。

デフォルトターミナルの変更

次に、デフォルトとして使うターミナルをGNOME TerminalからTilixに変更する。
以下のコマンドを実行する。

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sudo update-alternatives --config x-terminal-emulator

以下のような表示が出てきたら、Tilixを選択(以下の例では2)。

alternative x-terminal-emulator (/usr/bin/x-terminal-emulator を提供) には 2 個の選択肢があります。

  選択肢    パス                           優先度  状態
------------------------------------------------------------
* 0            /usr/bin/gnome-terminal.wrapper   40        自動モード
  1            /usr/bin/gnome-terminal.wrapper   40        手動モード
  2            /usr/bin/tilix.wrapper            30        手動モード

現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 

Ctrl-Alt-T(デフォルトの場合)を押したときにTilixが起動されればOK。

Tilixの設定

ここから先は好みの問題になるが、ターミナル画面はTilixのデフォルトのような白系統の配色よりも黒系統の配色の方が好きだ。
そのため、設定を変更していく。

Tilixのメニューバーから「設定」画面を開く。
私は以下のように設定した。

Tilixの設定画面

変更した点は以下の通り。

  • 画面の配色を変更 (Monokai Darkに設定)
  • 画面の透過設定

設定するとターミナルは以下のようになる。

TilixのWindow

全体的に暗い配色になり、デスクトップが透過するようになった。
とてもいい感じ。

ちなみにCtrl-Alt-Rで以下のように右側に分割して新たなターミナルを立ち上げることができる。

Tilixの画面分割

うん、便利。

まとめ

今まで使っていたGNOME TerminalからTilixへの乗り換えが完了した。
今後も少しずつターミナル環境を整えていきたい。

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Reeve
WRITTEN BY
Reeve
Researcher/Engineer