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TilixのテーマをICEBERGにしてみる

 ·   ·  ☕ 4 min read  ·  ✍️ Reeve
    🏷️

前回の記事からだいぶ時間が空いてしまった… (怠惰)
書くネタはだいぶ溜まっているので、ジャンジャン書いていきたい(願望)

今回は、前回導入したTilixのテーマを変更して、かっこよくしてみたよ、というお話。

今回の内容

  • ターミナルTilixのテーマをICEBERG風のかっこいいものにする

ICEBERGとは?

ここ数ヶ月で開発環境、主にターミナル周りの整備を進めてきた。
それと同時にエディタ環境の整備も行い、現在はNeoVimを使ってコーディングしている。


Neovimの環境を整えていく中でかっこよくて一目惚れしたテーマがあった。
それがICEBERGである。


シンプルだけどダークブルーを中心としたクールな配色で、見やすいしかっこいい。
Neovimのテーマとしてしばらく使っていたが、コーディングしているときだけでなく、通常のコンソール画面でもこのテーマを使ってみたいと思った。

調べてみたところ、macOSのTerminal.app用のテーマは公式に提供されている模様。
しかし、現在私が使っているターミナルTilixだけでなく、Ubuntuで使えるターミナルのものは公開されていないみたいだ。

色々と調べていたところ、こんなサイトを見つけた。

このサイトではいくつかのターミナル間でテーマのフォーマット変換ができる。
しかし、Tilix用のフォーマットは残念ながら用意されていない。
さらに探してみるとこんなものを見つけた。


これを使えば、iTerm2用のテーマをTilixフォーマットに変更できるらしい。

つまり、
ICEBERG (Terminal.app用) –(terminal.sexy)-> iTerm2用 –(color4tilix)-> Tilix用
と変換できそう。
この方針で変換をしてみる。

ここからテーマの変換方法について説明していくが、テーマファイルのみが欲しい場合は私のdotfilesリポジトリここからダウンロードできる。

テーマの変換

iTerm2用フォーマットへの変換

まずは、公式ページからTerminal.app用のテーマをダウンロードする。
その後、ダウンロードファイル(Iceberg.terminal)をテキストエディターで開いて内容をコピーし、terminal.sexyのImportのテキストボックスに入力する。
Formatを「Terminal.app」にし、Importを押下するとテーマが取り込まれる。
ブラウザの色もICEBERGのテーマに変わり、急にクールなデザインになる。

次に、Exportのタブに移動し、Formatを「iTerm2」に変更し、Exportを押した後、Downloadボタンを押下。
これでiTerm2用のフォーマットに変換できた。

Tilix用フォーマットへの変換

まず、Tilixテーマへの変換プログラムを取得する。
以下のコマンドを実行。

1
go get -u github.com/tux-eithel/color4tilix/...

ちなみにGo言語環境を構築していない方はこちらを参照。


インストールが完了したら、以下のコマンドで変換する。

1
iterm2tilix -d (先ほど変換したitermcolorsファイルが入っているディレクトリ)

注意点はファイルではなく、ディレクトリを指定すること。
私はここで少しハマった… (なお、GitHubにちゃんと書いてある模様)

同じディレクトリにterminal.jsonが生成されていればOK。

Tilixへの適用

先ほど生成したterminal.json~/.config/tilix/schemes以下に移動する。
その際、ファイル名をわかりやすくiceberg.jsonなどに変更しておくと良い。
同時にファイルを一度テキストエディターで開き、nameicebergなどに変更しておく。

こうすると、前回の記事で説明したテーマ選択のプルダウンメニューに先ほど変換したものが追加される。
これを選択するとICEBERGの配色に変更される。

TilixのICEBERG化

うん、いい感じ。
ちなみにコンソールのデザイン自体は別途設定している。
その設定についても今後書きたい。

まとめ

2段階で変換することで、TilixのテーマをICEBERGに設定できた。
今後もターミナル環境の改善は継続して行いたい。

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Reeve
WRITTEN BY
Reeve
Researcher/Engineer