前回に引き続き、VimmerのためのVSCode環境構築を進めていきたい。
今回は主にタブの移動やエディター以外の部分(サイドバーやターミナルなど)との行き来について設定していきたい。
この記事の内容
- 拡張機能の追加
- settings.jsonの設定
拡張機能の追加
前回の記事からも継続して調査を続けており、便利そうだと思った拡張を追加した。
その分をまず紹介したい。
- vscode-pdf
VSCode上でpdfファイルを開けるようにする拡張。
それだけだが、まあ便利。
- Path Intellisense
パスの補完ができるようになる拡張。
でも、たまにうまく動かないときがある。
何か設定があるのだろうか…?
- Material Icon Theme
サイドバーのファイルツリーのアイコンをおしゃれにする拡張。
それだけだけど、見た目大事。
- indent-rainbow
インデントを色で示す拡張。
Pythonとかだとインデントがそのままforループの範囲になるなど、インデントが重要な言語などでわかりやすいのは便利。
これに慣れたらないと辛くなりそう。
- Bracket Pair Colorizer 2
括弧のペアを同じ色で表示してくれる拡張。
Goとかだと括弧が何個も入れ子構造になることが多いので、それが可視化されるのは便利。
- Rainbow CSV
前述の2つと合わせて、可視化系拡張として紹介。
CSV限定だけど、同じ列の項目を同じ色で表示してくれる便利拡張。
これがあればわざわざExcelとかで開かなくても結構わかりやすく確認できる。
他にも入れた拡張はあるが、特定のファイル形式専用のものなのでそれはまた別途紹介したい。
settings.jsonの設定
では、前回に引き続き、settings.json
に設定を追加していく。
今回も、各項目について内容を説明し、JSONファイル全体は最後に示すこととする。
Vimの設定
- “vim.surround”: true,
この設定だけで、vim-surroundも使えることを知った。
使い方はこのページを参考にするとわかりやすいと思う。
- “vim.highlightedyank.enable”: true,
- “vim.highlightedyank.color”: “rgba(100, 170, 240, 0.5)",
- “vim.highlightedyank.duration”: 150,
ヤンクしたときに文字を一瞬ハイライトさせる設定。
1行目をtrue
でON、2行目で色を指定、3行目でハイライト時間を指定。
色はなんとなくIceburgに馴染むような色にしている。
- “vim.whichwrap”: “h,l,<,>,[,]",
左右方向のカーソル移動で、行をまたいだ移動をする設定。
“h,l"がhキーとlキーでの移動、“<,>"が矢印キーでの移動(Normalモード)、"[,]“が矢印キーでの移動(Insertモード)の設定。
- “vim.statusBarColorControl”: true,
ステータスバーの色の設定を有効化する。
色自体は以下のように設定し、Iceburgっぽい色にしている。
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この設定だけだと、うまく色が切り替わってくれない。
そのため、Iceburgのテーマファイルを少しいじる必要がある。
以下のフォルダのJSONファイルを開く。
~/.vscode/extensions/cocopon.iceberg-theme-1.1.0/themes/icebarg.color-theme.json
そして、以下の3行をコメントアウトすればOK。
- “statusBar.debuggingForeground”: “#6b7089”,
- “statusBar.foreground”: “#6b7089”,
- “statusBar.noFolderForeground”: “#6b7089”,
Normalモードのキーバインド
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NormalモードでもEnterキーで改行できるようにする設定。
なんとなく使えると便利。
Visualモードのキーバインド
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ちょっと悩んでるキーバインド。
VisualモードからNormalモードに戻るためのEscが遠いので、こんなキーバインドをしてみた。
InsertモードからNormalモードのときはjj
にしているが、本当はそっちも\<Leader\>+j
にした方がいいのかも。
ただ、今までNeoVimでjj
で使っていたので、なかなか移行しづらい…
もう少し考えてみる。
テーマの設定
- “workbench.iconTheme”: “material-icon-theme”,
Meterial Icon Themeをインストールすると自動で入る設定。
ということで、今回までのsettings.json
は以下の通り。
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keybindings.jsonの設定
次にkeybindings.jsonの設定を行っていく。
ここでは、VSCode上のエディター以外のショートカットを登録していく。
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隣のタブに移動する設定。
ctrl+h
で左へ、ctrl+l
で右へ。
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コマンドパレットや補完などをctrl+j
とctrl+k
で上下に移動する設定。
キーボードだけで操作するためには必須の設定。
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エディター画面とターミナル画面を行き来するコマンド。
プログラミング時などは多用する。
今回はここまでにしておく。
とりあえず、現状のkeybindings.json
は以下の通り。
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まとめ
まだサイドバーの有効な使い方などがわかっていないので、今回はそこには触れることはできなかった。
今後も継続的に調べてみて、便利な使い方やキーバインドがあれば紹介していきたい。